Claude DesktopとGoogle スプレッドシートの連携方法|MCPでシートを直接操作する

2026.05.24

Claude DesktopとGoogle スプレッドシートをMCP経由で連携させることで、AIに話しかけるだけでシートの読み書き・データ操作が行えるようになる。本記事ではGoogle Cloud側の設定からClaude Desktop側の設定まで、順を追って解説する。

必要なもの

・Claude Desktop(デスクトップ版)
・Googleアカウント
・Google Cloud Console へのアクセス権

全体の流れ

1. Google Cloud でプロジェクトを作成する
2. 必要なAPIを有効化する
3. サービスアカウントを作成してJSONキーを取得する
4. スプレッドシートをサービスアカウントと共有する
5. Claude Desktopの設定ファイルにMCPサーバーを追記する

Google Cloud設定:詳細手順

1. Google Cloud Console にアクセス

https://console.cloud.google.com/ を開いてGoogleアカウントでログインする。

2. プロジェクト作成

1. 画面上部の「プロジェクトの選択」をクリック
2. 「新しいプロジェクト」→ 任意の名前(例:claude-sheets)→「作成」

3. APIを有効化

左メニュー「APIとサービス」→「ライブラリ」から以下の2つを検索して、それぞれ「有効にする」をクリックする。

Google Sheets API
Google Drive API

どちらも有効化しておかないとMCPサーバーが正常に動作しないため、忘れずに両方有効にすること。

4. サービスアカウント作成

1. 左メニュー「APIとサービス」→「認証情報」
2. 上部「認証情報を作成」→「サービスアカウント」
3. サービスアカウント名を入力(例:claude-mcp)→「作成して続行」
4. ロールは「編集者」を選択 →「完了」

ロールを「編集者」にすることでスプレッドシートへの読み書き権限が付与される。読み取り専用にしたい場合は「閲覧者」でも構わない。

5. JSONキーのダウンロード

1. 作成したサービスアカウントをクリック
2. 「キー」タブ →「鍵を追加」→「新しい鍵を作成」
3. 「JSON」を選択 →「作成」
4. JSONファイルが自動ダウンロードされる

ダウンロードしたJSONファイルは、スペースや日本語が含まれないパスに保存しておくと後の設定がスムーズだ。

保存場所の例(Windows):

C:\Users\あなたのユーザー名\claude-mcp\service-account-key.json

6. サービスアカウントのメールアドレスをメモ

ダウンロードしたJSONファイルをテキストエディタで開くと client_email という項目がある。

"client_email": "claude-mcp@claude-sheets.iam.gserviceaccount.com"

このメールアドレスを次のステップ(スプレッドシートへの共有)で使用する。

スプレッドシートをサービスアカウントと共有する

Claudeに操作させたいGoogleスプレッドシートを開き、右上の「共有」ボタンから先ほどメモしたサービスアカウントのメールアドレスを入力して共有する。権限は「編集者」に設定すること。

この共有設定をしていないと、MCPサーバーがスプレッドシートにアクセスできずエラーになるため注意が必要だ。

Claude Desktop側の設定

claude_desktop_config.json に以下の設定を追記する。

"google-sheets": {
  "command": "npx",
  "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-google-sheets"],
  "env": {
    "GOOGLE_SERVICE_ACCOUNT_KEY": "C:\\Users\\あなたのユーザー名\\claude-mcp\\service-account-key.json"
  }
}

Windowsのパスはバックスラッシュを2つ重ねてエスケープする必要がある点に注意だ。

設定ファイルの場所

OSパス
Windows%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
macOS~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json

WordPressMCPと併用する場合の設定例

前回設定したWordPress MCPと合わせて使う場合は、mcpServers の中に並べて記述するだけでよい。

{
  "mcpServers": {
    "wordpress-mcp": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@automattic/mcp-wordpress-remote@latest"],
      "env": {
        "WP_API_URL": "https://自分のサイトURL/",
        "JWT_TOKEN": "発行したトークンをここに貼り付ける"
      }
    },
    "google-sheets": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-google-sheets"],
      "env": {
        "GOOGLE_SERVICE_ACCOUNT_KEY": "C:\\Users\\あなたのユーザー名\\claude-mcp\\service-account-key.json"
      }
    }
  }
}

動作確認

1. Claude Desktopを再起動する
2. 開発者タブを開き、google-sheetsrunning 状態になっていることを確認する
3. Claudeのチャット欄にスプレッドシートのURLを貼り付け、「このシートの内容を読んで」などと話しかけて疎通確認を行う

実際の使用例

接続が確認できたら、自然言語でシート操作を依頼できる。たとえば以下のように指示するだけでよい。

「このスプレッドシートのA列にある名前を50音順に並び替えて」

「B列の売上データを合計してC1セルに入力して」

ClaudeがGoogle Sheets APIを通じてシートを直接操作するため、手作業でのデータ入力や集計作業を大幅に効率化できる。

注意点

・JSONキーファイルは秘密情報のため、Gitリポジトリには絶対にコミットしないこと
・サービスアカウントに共有していないスプレッドシートはClaudeから見えないため、操作させたいシートは都度共有が必要だ
・Google Cloudの無料枠でも問題なく動作するが、大量のAPI呼び出しが発生すると制限に引っかかる場合がある

まとめ

Google スプレッドシートとClaude Desktopを連携させることで、データ整理・集計・入力といった定型作業をAIに任せられるようになる。WordPress MCPとあわせて使えば、記事管理からデータ管理まで一括でClaude Desktopから操作できる環境が整う。ぜひ試してみてほしい。

WordPress MCPの連携方法についてはこちら。
Claude DesktopとWordPress MCPの連携方法|AIから直接記事を作成する

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